ドルコスト平均法②
2016/09/25
こんにちは。光の森店の有久です。
今回はドルコスト平均法の弱点の話をします。
ドルコスト平均法とは月々決めた額で積み立てるイメージなのですが、これと対になるのは一時に買い占める一時払いになります。
例えば1年目が1ドル=100円 2年目が1ドル=110円 3年目が1ドル=120円
のレートで変動したとします(ありえないかもしれませんが一例として)。
ドルコスト平均法で月々1万円積み立てたとします。そうすると・・
1年目100ドル×12か月=1200ドル
2年目91ドル×12か月=1092ドル
3年目83ドル×12か月=996ドル
合計36万円で3288ドル積み立てたことになります。
36万円を1年目にドルに換えた場合は3600ドルになりますので一時払いの方が多くドルに交換できたわけです。
このように順調にドルの価値が上がっていく場面では、安いときに一時にドルを買った方が得をするわけです。これは株式等もいえることですね。
逆にドルの価値が下がっていく場面では、高いときにすべてドルに換えるのではなく、2年目、3年目にも買う積み立て方式の方が得をします。
結論としていえることは、ドルコスト平均法は保険と非常に相性がよいです。なぜなら有利な場面では積極的に不利な場面では最小限に投資し平均して高リターンが期待できるからです。ただ投機的な投資の場合、より振れ幅のある一時払いの方がよい場面もあります。
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