放射線とガン
2016/12/07
こんにちは、ゆめあんしんプラザ久留米店の関です。
今日は「放射線とガン」についてです。
放射線治療は、ガンに対して有効な治療方法の一つですが、
なぜ放射線治療がガンに効くのか?
それは、ガン細胞と正常細胞の放射線に対する感受性の違いを利用しています。
放射線をあてる事で、DNAの鎖を切断する作用があります。
ガン細胞は正常細胞より、細胞分裂が多いため放射線による影響が大きく
受けたダメージが回復しにくい傾向があります。
一方、正常細胞は細胞分裂が少ないため放射線による影響が小さく、
ダメージの回復が早く、放射線に耐える傾向があります。
この違いを利用して、放射線を複数回に分けて照射することにより、
正常細胞DNAがダメージから回復するのを待ち、
ガン細胞を破壊するといった治療が成り立ちます。
とはいってもやはり、正常細胞にも少なからずダメージが蓄積することには
変わりません。
ですから、放射線治療の課題はいかに「ガン細胞」のみに照射するか、
ということがいえます。
そうすることで、体の負担が少なく副作用も少ない治療が可能になります。
ガン治療というと先進医療の粒子線治療に注目しがちですが、
従来の放射線治療も日々進化しています。
ガンは根治できる病気になる日もそう遠くはないのでしょうか。
https://www.fp-protec.jp/wp/news/★