在職老齢年金
2015/06/05
こんにちは。ゆめあんしんプラザ久留米店の原田です。
雇用法が改正されて65歳までは原則雇用となりました。
企業によっては70歳まで働けるところも増えてきてるようです。
65歳以降と言えば老齢年金の受給開始年齢ですが、
65歳を過ぎても働く場合は注意が必要です。
「在職老齢年金」という制度があるのはご存知でしょうか?
年金受給できる65歳を過ぎても働いていて所得がある場合は、
その所得額によっては、本来もらえるはずだった年金を
一部、もしくは全額支給停止するというものです。
解りやすく言うと、
「所得があるなら、年金カットしてもいいでしょ?」
という制度です。今までずっと年金を納めてきて、
働いているが故に、減らされるか貰えない。。
かなり残念な感じですよね><
かと言って仕事を辞めのもどうかと…。。
何か良い解決方法はないのでしょうか?
自分が会社の役員やオーナーだったら自分の報酬を調整して
解決できなくもありません。でも普通に社員だった場合に
給与の調整はちょっと難しいんじゃないでしょうか。
そんな時は年金の「繰り下げ受給」という方法もあります。
65歳になり年金受給権が発生しても、貰わないんです。
するとどうなるか?受給開始を繰り下げれば繰り下げるほど、
年金受給額が増額していきます。最大70歳まで繰り下げる事が
可能で、その場合の増額率は42%の増額です。
解りやすく、65歳時の年金が100万/年だったとすると
70歳まで繰り下げて受給すると142万/年になるという事ですね。
多く貰える分、受給を遅らせるので長生きしないと総受給額は
減る事になりますが、総受給額よりも大事なのは家庭の
収支やスタイルに合っているかどうかです。
在職老齢年金と年金の繰り下げ受給は厚生労働省のHPに
掲載されていますので、当てはまる方は一度チェックしてみては
いかがでしょうか。
https://www.fp-protec.jp/wp/news/★