住宅ローンの選び方
2017/06/24
こんにちは。博多店の原田です。空梅雨でしたがここにきて雨模様になって
きましたね。水不足が心配されていたので恵みの雨になりそうです^^
さて今回は前回の住宅ローンの続きです。
前回は「元金均等」と「元利均等」についてお話しました。
今回は「固定金利」と「変動金利」についてお伝えします。
住宅ローンで最も利用率が高いのは「固定金利」でフラット35というタイプです。
これは35年のローンで金利が一定という特徴があります。返済期間は35年と長いですが、
金利は一定のため、返済額はずっと同じです。一番のメリットとしては
「金利が固定されており毎月の返済額も一定」ということです。
通常、金利というのは時代ごとの経済状況によって変動します。
一般的には好景気の時は金利が高めになり、景気が悪い時は金利が低くなる傾向にあります。
現在は歴史上、最も低金利の時代ですが、バブル時代はかなりの高金利でした。
35年もローン期間があると、その間に低金利の時代や高金利の時代があるかもしれません。
低金利の時は良いのですが高金利になると返済額もアップしてしまいます。
毎月8万円だった返済額が10万円にアップするような事も起こりうるわけです。
「それは困る！」という場合にフラット35は安心で、世の中の金利が上昇しても
35年間ずっと契約時の金利のままで返済できるので安心なわけです。
デメリットはもちろんあって、貸し手側は世の中の金利が上昇しても、金利を上げられないので
もともとの金利はやや高めに設定していますので、返済総額はやや割高になってしまいますね。
ですので、ちょっと割高でも長期間の安心を得たい方には向いていると言えます。
続いて「変動金利」です。こちらは文字通りにローン金利が毎月変動します。
世の中の金利が下がっていく傾向にある時には、住宅ローン金利も一緒に下がる傾向があり
毎月の返済額も安くなります。先月は8万だったけど今月は7万に下がった！みたいな感じです。
歴史的な低金利の「今」を有効活用したい場合には、とても有効ですね。
35フラットと比較すると金利は安い傾向にありますので、低金利がずっと続くと返済額は
ずっと安くなるわけです。ですが当然の事として世の中の金利が上昇傾向になると、
住宅ローンの金利も連動して上がる傾向にあります。
先月8万だったのに今月は10万に…（汗）ということが起きる可能性があります。
さあ、変動金利に比べると割高だけど安心を得られる「固定金利」か？
歴史的な低金利を味方につけて返済額の安い「変動金利」か！？
誰だって返済額は安い方が良いので「変動金利」といきたいところですが、
金利が上がると毎月の返済額も上がってしまう。。 う～ん。難しい選択ですよね。
参考までに某銀行の2017年6月の金利を比較すると
■固定金利 1.09%
■変動金利 0.507%
変動金利は固定金利のほぼ半分の金利です！（驚き）
2500万円を借り入れ、完済までに金利の変動が無ければ返済総額は以下の通りです。
■固定金利 3008万円（毎月71,624円）
■変動金利 2728万円（毎月64,973円）
変動金利がいかに低金利の恩恵を受けているのかわかりますね。う～ん、しかし安い。。
でも金利が上がると返済額も上がるという恐怖でヒヤヒヤ！？です。
どちらが正解というのはないので、ここでちょっと選び方のコツをお伝えします。
今後のライフプラン（人生の見通しと収支計画）を立ててみて、教育費やその他出費を
考慮しても、貯蓄額にゆとりがある（例えば1千万前後）場合は変動金利が良いかもしれません。
理由としては金利が上昇し出した時に「繰り上げ返済」をしてローンの残りを減らしてしまえるからです。
そうする事により、返済額は金利が上昇した場合でも軽減することができます。
ずっと金利が上がらず低金利のままだったら、それはそれでバッチグーですよね（古い！？）
逆に資金にゆとりがなさそうならば固定金利がおすすめです。変動金利に比べて毎月の返済額と
返済総額は割高ですが、何より収支が安定しますので「安心料」と思えば良いのではないでしょうか。
人生の大きな買い物「住宅」、それを購入するための「住宅ローン」
間違えずに良い選択をしたいですね^^ どちらが自身に合っているかを判断できる
「ライフプランニング」はゆめあんしんプラザで実施できますので、雨降って屋外への
お出かけはちょっとね～という梅雨の間にいかがでしょうか^^
https://www.fp-protec.jp/wp/news/★