個人年金保険について
2015/05/29
こんにちは。ゆめあんしんプラザ久留米店の原田です。
今回は個人年金保険についてです。
個人年金とは公的な年金である老齢基礎年金や老齢厚生年金、
老齢共済年金とは違い、自分で保険会社の商品を使って
積み立てる、言わば自分年金です。
仕組みはいたってシンプルで、自分で積み立てて将来のそれをもらいます。
決めるのは4点です。
★何歳から何年間受け取りたいか?
★いくら受け取りたいか?
★月々(半年、年)いくら積み立てるか?
★何歳まで掛け金を払い込むか?
例えば
現在35歳で定年の65歳まで毎月1万円の掛け金を払って、
65歳から75歳までの10年間、年金を受け取りたい。
といった感じです。
上記の例だと30年間毎月1万円を積み立てるので総支払額は
1万円×12ヶ月×30年=360万となります。
この貯まった360万を10年に分けた年金で受け取るので
360万÷10年=36万/年となりますね。
ただ、払った分をもらうだけだと貯金と同じです。
個人年金保険にすると得られる大きなメリットが2つあります。
1,保険会社が利息をつけてくれる。
商品によって異なりますが、毎月払う掛け金を保険会社は
一般勘定というもので運用しています。国債の購入などにより
利回りを得て、利息を付けてくれています。
2,個人年金保険保険料控除による税金の軽減効果
個人年金保険に払う掛け金は年末調整で所得から
差し引けますので、払い過ぎた所得税と住民税が戻ります。
所得や世帯構成などでも戻ってくる額は変わってきますが
年間8万円の掛け金に対して最大で16,200円が戻ります。
(戻る税金は4,900円~16,200円です)
1年間で8万円の貯金に対して16,200円が戻るような感じですので
とても大きな効果がありますね。
ただこれは全ての個人年金保険で使えるわけではなく、
「個人年金保険料税制適格」対象でなければいけません。
その対象の条件は以下の4つです。
・年金受取人は契約者または配偶者
・年金受取人は被保険者と同一人
・保険料払込は10年以上
・年金受取は60歳以上かつ10年以上
低金利時代の今、大事な老後のための資金は、こういった
制度を活用して上手に増やしたいですね。
https://www.fp-protec.jp/wp/news/★