ガンで絶対に知っておきたいこと①
2015/08/02
ゆめあんしんプラザの原田です。
ゆめタウン久留米店の保険相談の窓口として今日も頑張ります！
さて「ガンで絶対知っておきたい事」というシリーズでガンに
ついてお知らせしていきます。
まず、どれくらいの人がガンになっているのか？ということですが、
一生涯で2人に1人がガンに罹患しています。
男性がガンに罹患するのは一生のうちで55.7%
女性は41.3%となっています。
1年では約70万人がガンに罹患している事になります。
そのうち治癒しているのが約60%の41.5万人。
治癒していないのが40%の28.5万人です。
また平成23年度の死亡者数は125万人でそのうち、ガンによる死亡は
35.7万人と3人に1人の割合となっています。
そもそもガンとはどんな病気なのでしょうか？
人間の体は約60兆個の細胞からなっており、毎日1%くらいが死に、
細胞分裂等により、新たな細胞が次々に生まれて補っています。
これらの細胞の遺伝子の突然変異や様々な要因が重なりガン細胞が
発生します。
ガンの特徴としては3つあります。
1, 自律性増殖
自律的に勝手に増殖を続けます。
2, 浸潤と転移
体のあちこちに転移し次から次へと新しいガン組織を作ります。
3, 悪液質
ガン組織が他の正常組織の栄養をどんどん摂取します。
ガンはいきなり大きくはならず10年〜20年かけてゆっくり
増殖していきます。1mmの大きさになればPET検査で発見が可能で、
10mmまで大きくなるとCTやMRIで発見が可能になります。
良性と悪性という言葉を良く耳にされると思いますが、
良性とは自律性増殖をしますが、浸潤や悪液質を起こさず、
増殖のスピードもゆっくりしています。外科的に完全切除すれば
再発することはありません。
代表的な良性腫瘍として子宮筋腫や卵巣嚢腫等が挙げられます。
続いて上皮内ガンとは何でしょうか？
こちらは浸潤型のガンですが、まだ細胞の粘膜の上皮内に
留まっている状態で浸潤をしていないガンのことです。
このガンを放置しておくと、どんどん浸潤が進み細胞の奥深くまで
浸透していきます。すると血管やリンパを通り全身に転移する可能性があります。
自覚症状が無い事が多いので定期的なガン検診を受ける事が重要です。
ガンの種類で多いのは以下の通りです。
1位 胃ガン
2位 肺ガン
3位 結腸ガン
女性だけで見た場合は
1位 乳ガン
2位 胃ガン
3位 結腸ガン
となっており、女性は乳ガンが多いという事がわかります。
定期的に検診を受けるなどして早期発見（Ⅰ期）をした場合は
ガンの治癒率（5年生存率）は83.7%と高い数字になっています。
治療方法も時代と共に変化しています。入院日数で見ると
平成8年には46日間だったのが平成23年には20.6日まで短期化し、
退院後は通院して治療する方法に変化しています。
医療や国の方針、社会保障制度は時代と共に変化しますので、
それらの傾向に合わせた備えが必要ですね。
※厚生労働省 人口動態統計 平成23年度
※がん研究振興財団 がんの統計2012年度版
※㈱セールス手帳社保険FPS研究所調べ
https://www.fp-protec.jp/wp/news/★