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年金について考える

2015/07/01

久留米の保険ショップ「ゆめあんしんプラザ久留米店」の原田です。

今回は年金について考えてみます。

昨日にギリシャの債務返済が出来ず資本移動規制が発動されましたね。

つまり、ギリシャの銀行でお金を引き出そうとしても一定額しか引き出せない

状態になったという事です。何でこんな事をするのかと言うと、

ギリシャにはお金がありませんから、不安になった国民が銀行から現金を

引き出して手元に持っておこうと考えるわけですが、そうすると銀行に

ある現金がどんどん減っていってしまいます。すると更にギリシャのお金が

無くなってしまうので、政府が規制をかけて生活費以上の現金は引き出せなくした

という緊急措置です。何となくテレビのニュースを見ながら「大変だな~」と

対岸の火事のような感じかもしれません。

 

でも実は日本もそうなる可能性がゼロではないのです。

財務省のホームページにアクセスすると2015年度予算のパンフレットが閲覧できます。

開くと最初に「税収は伸び悩み歳入の半分を借金に依存せざるを得ない状況が

恒久的に続いている。~(一部割愛)~国債残高は歴史的にも類を見ない水準となっている」

と書かれています。ちょっと中身を見てみますと、、

税収は55兆円に対し、社会保障費は31.5兆円となっています。他にも使う予算が

あるので55兆の内31.5兆ならいいや~と思うかもしれませんが、良く読んでみると

2012年度で既に年金支出は53.8兆、医療費35.1兆、介護8.4兆、子育て4.8兆、他7.4兆と

合計で109.5兆円もあるではありませんか!

その後のページで色々と書いてはありますが、どう考えても無理がありますね。

こんな怖い一文も記載されてます。

「政府・日銀では何らの対応もできない事態となる恐れがあることを認識すべきである」

。。。ちょっと!怖いんですけど!

日本の年金は賦課方式といって、働いている現役世代の税金で老後世代の年金を

賄っています。賦課方式はインフレに強いという長所がありますが、現役世代と

老後世代の人数が釣り合ってないと現役世代の負担が重くなるという欠点があります。

皆さん御存知の通り、日本は高齢化問題を抱える国ですので、苦しくなるのは

目に見えているんです。

 

ちなみに高齢化問題を抱えている国は日本だけではありません。

同じような問題を抱える国はあるのですが、そういった国々はどうしてるかと

言いますと年金が賦課方式ではありません。積立方式といって、自分で自分の年金を

運用しながら増やしていくという方式を取っています。

100%積立方式の国や、賦課方式と半々の国など様々ですが先進国で100%賦課方式の

年金制度を取っているのは日本だけです。

積立方式の年金制度を取っている国では、自分で自分の給与の一部を運用して

増やしていかねばなりませんので、政府が金融や投資の教育プログラムを義務教育に

組み込んで国民に教えています。自分の年金に自分で責任を持つわけですから、必要な

教育はするよ。といった感じです。香港は年金が100%積立方式ですから、

幼稚園から資産運用の授業があるそうです。

 

そんな香港の通貨は香港ドルですが、香港の国民は自分のお金を

全て香港ドルで持っているかというと実は違います。

香港は小さな国で香港ドルも流通量も多くはありません。今回のギリシャのように

香港が財政危機になった時には香港ドルの信用は無くなります。すると国民は

香港ドルで買い物ができなくなってしまいます。香港が国として財政破綻したら

香港ドルはただの紙になりますから当然ですね。

皆さんもギリシャがユーロを離脱して元の通貨ドラクマに戻ったとして、

そのドラクマと円を替えてくれと言われたらどうですか?ちょっと不安ですよね。

 

香港の国民はどうしてるかと言うと、アメリカドルやユーロ、円、オーストラリアドルなど

分散して持っているんです。世界的な経済危機の際に換金がしやすい通貨は

基軸通貨であるアメリカドル、ユーロ、円などです。海外旅行に行った時に、現地の国の

通貨があるにも関わらず、米ドルやユーロで価格表示されていたり、実際に払ったり

した経験はありませんか?小さい国ほどそういう傾向が強いですよね。

 

さて、話を戻します。香港の国民は米ドルやユーロを実際の紙幣でタンスに入れて

持っているわけではありません。香港ドルを売って買ったドルやユーロで株式や

国債、不動産(投資信託含む)、金などの現物を持っているんです。

全て1つの物に投資して、その価値がなくなったら全てを失ってしまうので、

色々な物に分散して投資しています。

株式や投資信託は数多くの会社の株を持つという事です。中の1社が倒産しても

さほど影響は受けませんし、投資している会社が利益を出せば株価が上がったり

配当金が得られる仕組みになっています。

不動産も同様で不動産自体が値上りしたり、値上りせずとも賃貸収入があれば

分配金という形で利益を得られます。

金は通貨や株券ではなく、金そのものに価値があるものですから、

経済が不安定な時には、皆がお金の代わりに持っておこうと考えます。

お金が紙切れになって物々交換の時代になったら、金の価値は絶大ですよね。

 

さて、色々なものに話が及びましたが、日本政府も財務省も認めている将来の

年金が減るリスクや、場合によっては日本経済が破綻するリスクに対して、

もっと勉強して、自分の資産を守り、長生き時の資金を蓄える必要性が高まっています。

そんな自分の老後の資金を準備する手段の1つが個人年金保険です。

円建て、米ドル建て、豪ドル建て、投資信託建てなど様々な商品があります。

「外貨はリスクがある」と良く耳にしますが、「円だけしか持たないリスク」の

方が大きいかもしれません。金融や投資における「リスク」とは「危険」という

意味ではなく、増えたり減ったりする「振れ幅」という意味です。

リスクは対処が可能なものです。リスクの対処方法や向き合い方を学んで

上手に資金を増やしていかれてはいかがでしょうか。

https://www.fp-protec.jp/wp/news/★

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